一般的に血といえば鮮やかな赤い色を思い浮かべます。
血の赤い色は鉄を成分としているから、というのは知られている
ことです。
もちろんイカやタコなど銅を主成分としている生物の血
は青黒い色となります。
さて、我々がよく見る肌の表面の血管というのは比較的外側に
ある静脈がほとんどです。
静脈の役割は細胞から排出されていらなくなった物(例えば二酸
化炭素など)を運搬することであるため、かなり濁っています。
ヒトが色を識別するためには光が必要です。
皮膚も例外ではありません。
肌から反射された光を我々は肌色と認識しています。
肌の最表面の角質層で反射される光は白色、毛細血管から
反射される光は赤色として認識されます。
しかし、静脈がある部分では赤や緑の光が濁って暗い静脈に
吸収されてしまい反射されてこないのです。
ただし波長が短い青色は静脈に到達する前の皮膚上で反射され
てしまいます。
この反射されてしまう「青色」を我々は認識するのです。
故に血管=静脈が青く見えてしまうということです。
今回の記事「血は赤い色なのに血管が青く見えるのはナゼ?」は、NPO法人トータルヘルスサポーターズの仲間、志木クラニオ・カイロプラクティック整体院の勝畑先生が作成してくださいました!
文章作成者 志木クラニオ・カイロプラクティック整体院 勝畑 学 先生