4月も今日で最後、これから楽しいゴールデンウィークに突入ですね!
さて、楽しいゴールデンウィークのこの時期には、『五月病』と呼ばれる症状が出やすい時期でもあります。
今日は、五月病と自律神経とカイロプラクティック・整体の話を書きます。
五月病とは、日本において新年度や新学期など新しい環境に適応するために疲れが溜まり、ゴールデンウィーク明けから発症する無気力や疲労感を伴う心身症状のことを『五月病』と呼んでいます。
なぜ『五月病』に陥るかという説明するにあたって、まずは五月病と関係の深い自律神経のお話をいたします。
自律神経とは、心臓など自分の意思で止めたり動かしたり出来ない内臓などの器官を動かしている神経です。(これに対して自分の意思で止めたり動かしたり出来る神経を体制神経と言います。)
この自律神経には、『交感神経』という体を活発に活動させる神経と、『副交感神経』という体を休めてエネルギーを蓄える神経があります。
一日のサイクルでいうと、朝起きて徐々に体を活発に活動させるために働くのが『交感神経』、仕事や学校など一日の活動を終えて、眠くなって体を休ませる神経が『副交感神経で、この働きの違う二つの自律神経の働きがあって、バランスの良い健康的な一日が過ごせるように人間の体は出来ています。
ただ、ストレスなどの外圧が強いと外圧に対抗するために『交感神経』がずっと働きっぱなしになって、夜になると『副交感神経』に切り替わるはずのところが、「明日の仕事のことが気になる。」と、副交感神経に切り替わらずに交感神経優位の状態が続くことがあります。
これが積み重なると、とうぜん働きっぱなしの交感神経が疲れ果ててしまう時期が訪れます。
この時期が、「新年度や新学期をなんとか乗り越えよう!」と気を張って、なんとか乗り越えたゴールデンウィークの時期。
頑張ってきた交感神経を休ませようと、今度は一気に副交感神経優位に傾き、そして今度はゴールデンウィークを終えて、これから仕事や学校と言う時には、今度は交感神経の働きに切り替わらずに、副交感神経が働いたままで「ずっとやる気が出ないまま」という状態が、『五月病』の正体です。ようするに五月病は自律神経の働きのバランスが崩れた状態ということです。
日々の生活の中で、自律神経のバランスを乱さない生活習慣を送れれば良いのですが、今のストレス社会では、自分自身で仕事量や生活習慣をコントロールしたりするのは、なかなか困難な状況だったりします。
そこで、皆様のお力になれるのが、カイロプラクティック・整体です。
カイロプラクティックは、骨盤矯正などの骨格矯正だけでなく、自律神経のバランスを整えるために直接自律神経に刺激を与えたり、内臓器官に対して刺激を与えることで、自律神経のバランスを整えることが出来ます。
カイロプラクティックによる自律神経へのアプローチも「頑張りすぎて交感神経優位が続いているから、副交感神経優位のリラクゼーションが有効。」と単純なものでもなく、
1.交感神経を休ませて、副交感神経を優位に働かせる刺激が必要な時期。
2.副交感神経優位から、交感神経優位に切り替わる刺激が必要な時期。
とアプローチのタイミングも、その時その時で変わってきます。
特に、「やる気はあるけど、なんだか胃腸の調子が悪い。」「風邪じゃないけど、なんだか喉の調子悪い。」などの症状がある方は、自律神経に負担がかかり過ぎてバランスが崩れてしまっている可能性が高いので、「自律神経のバランスが崩れているかも?」と思う方は、早めのメンテナンスをお勧めいたします。
当院はゴールデンウィーク期間も営業しております!