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整体日記

年別アーカイブ: 2015年

へその緒を切るタイミング

今回のブログは  たかQカイロプラクティックセンター 高久和巳先生の記事を引用しています。

柏市 産後の骨盤矯正

お母さんのお腹から出てきた赤ちゃんとお母さんを繋ぐへその緒をコッヘルという器具で臍帯をはさむことで、臍帯内の血流が停止したら臍帯クリップを止め、その間を臍帯剪刀(さいたいせんとう)という専用のハサミで切ります。
切るタイミングが重要なんです
 
実際の日本の出産時における現場ではどうなんでしょう!
一般的に日本の病院では、お母さんのお腹から出た直後に切断されます。
なぜ、日本ではスグに切られるのかというと、黄疸(おうだん)に関係しているそうです。
※これは自分の子供の出産時に医者への要望という項目の際に聞きました。
理由としては、へその緒をすぐに切らないと赤ちゃんに血液が多く流れてしまうことで、多血症になり「黄疸」になりやすい、ということでした。
切るのを3分待つと健康に!
 
イギリス国立医療技術評価機構から、出産後1~3分はへその緒をつながったままにしておくことを推奨するガイドラインが出るとのことです。
赤ちゃんがお母さんのお腹から出てきてから3分間へその緒をつけたままにしておくと、血中の「鉄分値」が良好になり、赤ちゃんが健康的になることがわかってきました。
3分という時間の間に、へその緒の中に残っていた血液が赤ん坊の体内に移動するからだそうです

 
これはイギリスの研究機関が3911人の生まれた赤ちゃんのへその緒を出産から3分後にカットし、その後の経過を観察した結果、へその緒の切断を遅らせても母体の出血や失血やヘモグロビン値などに違いはなく、むしろ赤ちゃんの方は、出生後1~2日間の間ヘモグロビン値が通常より高くなり、生後3~6ヶ月間は鉄欠乏症になる危険性が低いこという臨床データがでています。
 
このように、出産してスグに切るよりも少し時間をおいて、へその緒を切ったほうが赤ちゃんにとってプラスになる要素が多いことがわかると思います。
 
上記に記載しましたように、自分の子供の出産時にお医者さんにお願いした件ですが、私も信念を持って自分の子供のために要請しましたので、それなら「拍動が切れる際に」切ってくださいとお願いしました。
 
これも一つの方法なのです、アメリカのデータだと思いましたが、切るタイミングで性格にも影響するというものです。
 
早く切りすぎてしまうと、上記のような栄養不足になり病弱気味になりやすい。
逆に3分を越えて切ると、栄養豊富だが性格が依存しやすい体質になる。

と、いうものです。
 
出産される病院ごとで考え方も違いますので、お子様を出産される際はお医者さんとよく相談をされることが、今後のお子さんの成長の助けになります。

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医学の歴史~中世【近代病理学の父モルガーニ】

今回は、NPO法人トータルヘルスサポーターズのブログリレー担当として、医学の歴史を書きます。
今回は、近代病理学の誕生について書きます。

 

以前のブログ『医学の歴史~古代ギリシャ【ヒポクラテス】』の箇所で、古代ギリシャのヒポクラテス
が属したコス学派の「病気を見ずに病人を見よ」という概念を紹介させて頂きました。
また、現代人も「病気を見ずに病人を見よ」とよく口にします。

 

しかし、本来この言葉は、「病気を見る能力」があるからこそ、意味がある言葉になるんだと思います。
今回は、いつの時代から人間が「病気を見る」ことが出来たのか。
「病気を診る学問=病理学」の誕生について書いていきます。

 

病理学は「病理解剖学の父」と称される解剖学者、ジョヴァンニ・モルガーニによって確立されました。

 

柏市 整体

ジョヴァンニ・モルガーニは、1682年、北イタリアのフォルリに生まれ、16歳のときからボローニャで医学と哲学を学び、その後、ボローニャで医学と哲学を学び、その後、ボローニャ大学解剖学教授アントニオ・ヴァルサルヴァの助手となりました。

 

1709年にはフォルリに戻り結婚し、12人の娘と3人の息子にめぐまれました。

 

彼はここで開業医となり成功しましたが、その後まもなく1711年に名門パドヴァ大学の理論医学の第2教授として招かれ、1715年、解剖学教授に任命されました。

 

もちろん、彼以前にも大解剖学者ヴェザリウスなど、病死体の重要性を説いて、何例もの病理解剖を行い、その記録を残していたと伝えられていますが、これが出版されることはありませんでした。

 

そんな時代にあって実直な性格のモルガーニは自分の主張を完璧にまとめあげるまで忍耐強く研究を続け、そして1761年、79歳になってようやく自分と恩師ヴァルサルヴァが行った膨大な剖検の記録を一冊の医学書として出版しました。

 

これが人類史上初の本格的な病理解剖学書『解剖により明らかにされた病気の座と原因』です。

 

この『解剖により明らかにされた病気の座と原因』の症例を紹介します。

 

症例1

74歳男性、1か月前より右脚を引きずるような歩き方をはじめ、腹痛を訴えていた。
やがて右下腹部に「犬にかまれたような」激痛が出現。

 

診察した医師は、右下腹部にしこりを触知、老人は脈が速く、目は落ちくぼみ、舌が渇いていた。

 

やがて痛みとしこりは腹部全体に広がり、老人は臭い嘔吐をして悶絶して死亡。

 

解剖所見では、盲腸の基部に広範な壊疸がみられ、足に通じる筋肉に接して大きな腫瘍が形成されていた。

 

症例2
酒飲みの乞食、酔っ払って仲間と喧嘩し左こめかみを棒で殴られる。受傷直後は左耳から出血がみられた。

 

その後ケンカはおさまり仲間と仲直りのワインを飲んでいたが、その後しばらくしてから乞食は急死。

 

解剖所見では、頭蓋と農を包む膜の間に血塊が生じ、大脳皮質が圧迫されていた。

 

現代の医学知識と照らし合わせると、前者は「虫垂炎」
後者は「急性硬膜外血種」であることがわかります。

 

モルガーニは、このような症例を積み重ねることによって「病気の症状は、特定の臓器の障害によっておこる」という事実を明らかにしました。

 

彼はこのような研究によって「症状とはやんだ器官の悲鳴である。」と有名な言葉を残しました。
彼の登場によって、1500年にわたって医学を支配し続けていた仮説推論でなりたった古代ギリシャから四体液説などの「体液病理学説」は崩壊し、観察と検証を繰り返していく科学的アプローチによって、医学は更に発展していくことになります。

 

今回は、「病人を見ずに病気を見る」という視点から、近代病理学の歴史について書きました。

 

「病気を見ずに病人を見る」
「病人を見ずに病気を見る」
このふたつは議論になることもありますが、どちらが正しいというのではなく、常に両方の視点からバランス良く症状に対してのアプローチが大切なのだと改めて考えさせられます。

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秋の風邪は○○○○が原因かも

今回のブログは 世田谷カイロプラクティック・整体院 立花 健仁先生の記事を引用しています。

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「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り秋らしい気候になってきましたね、アウトドアで活動する機会が増えるこの時期に注意していただきたいのは秋の花粉症です。
9月入ってから、当院をご利用されている患者さんの中にも花粉症の症状でお困りの方が目立ちます。
 

また、花粉症の自覚がない患者さんの中にも下記のような症状でお困りの方が目に付きます。

1、風邪が1週間以上続いている。(特に喉がイガイガしたり咳がひどい)
2、じん麻疹が出た、アトピーの症状がひどくなった。
3、子供や家族の咳が続いている。(気管支喘息で入院した方もいます)
4、下痢や軟便の症状が続いている。
 

このような症状でお困りの方は花粉アレルギーを疑って見て下さい。
花粉症は春だけでなく秋にも発生しますが、秋の花粉症の主役は「ブタクサ」です。
日本人の花粉症の原因としてはスギ、ヒノキについでブタクサが3番目に多いそうです。
 

ブタクサは元々アメリカが原産の外来植物ですが、明治時代の初めにやって来て今ではすっかり日本に根付いています。
ブタクサは繁殖力が強く道端、土手、公園、空き地など、どこにでも生えているメジャーな植物です。
花粉の飛散ピークは8月下旬から10月中旬ですが、実際に花粉症を起こす人が増えてくるのは9月に入ってからが多いです。
 

今年は例年に較べてブタクサの花粉の飛散量が多くて、首都圏では9月の初旬と中旬に大量の花粉が飛散しているので(場所によっては昨年の20倍以上)、今年になって初めてブタクサ花粉症を発症している人も多いです。
 

【咳が出やすいブタクサ花粉症】
ブタクサ花粉症の特徴はスギの花粉症と較べて咳が出やすいことです。ブタクサの花粉はスギの花粉よりも粒子が小さいので、気管支や肺の中まで入り込みやすいからです。
 

花粉が気管支や肺に入り込むことで咳がひどくなりやすく、最悪の場合は気管支喘息に発展してしまうケースも有ります。
もちろん鼻水や目のかゆみなども出ますので、その点ではスギ花粉症もブタクサ花粉症もあまり変わらないと考えておいてください。
 

【ブタクサに近づかないようにしましょう】
ブタクサの花粉はスギ花粉などと異なりあまり遠くまで飛散しません。飛散距離は数十m程度と言われています。よって、ブタクサの生えている場所に近づかない事が予防に最も有効な手段です。
 

外出する時は出来るだけ雑草が多い場所(道端、土手、河原、公園、空き地、校庭等)に近づかないようにし、通勤・通学や買い物等の際も雑草が生えている道は出来るだけ避けて別の道を選ぶようにしましょう。
 

喉に症状が出やすいブタクサ花粉症の対策にはマスクが有効です。
特に雑草の近くを通る時には花粉症用のマスクを顔にぴったりつけるようにして、帰ったら手洗いとうがいを忘れないように注意しましょう。
 

【食物アレルギーにも注意】
ブタクサ花粉症の人はウリ科の食物に食物アレルギーを起こす人が多いです。これは、ブタクサの花粉の形状とウリ科の果実のタンパク質の形状が似ているからです。
アレルギーを起こすと口の中が痒くなったり、発熱、じん麻疹、下痢・軟便等の症状が起きます。
よってブタクサ花粉症の方は花粉が多く飛んでいる8月後半から10月上旬までは、ウリ科の植物であるメロン、スイカ、キュウリ、その他のウリ類は食べないようにしたほう賢明です。
 

秋はアウトドアで過ごす機会も多いと思いますが、花粉症の症状に心当たりが有る方は病院でアレルゲンの検査をお受けになることをおススメします。もしブタクサに反応が出た場合は是非上述の注意事項に気をつけて見て下さい。
花粉対策をシッカリとして元気に秋を満喫しましょうね。

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