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整体日記

日別アーカイブ: 2016年11月2日

カルシウムを多く摂っても骨は丈夫にならない?

今回のブログは 中野カイロプラクティックオフィス 薬袋 聡先生の記事を引用しています。

柏市 整体
最近、よく骨阻しょう症や、骨密度などを気にされる方が、増えてきているように感じます。
そうなると、みなさんはよく、 ”牛乳をもっと飲まなきゃ”  とか ”ヨーグルトがいいかな?” と言われる方が、多いです。

 
そもそも、骨とカルシウムの摂取にはどのような関係があるのでしょうか?

「日本人の食生活ではカルシウム不足だから、カルシウムをたくさん摂ったほうがよい」とテレビや雑誌でよくいわれます。
 
一日におけるカルシウムの必要量は、成人で約600mgとも言われていますが、
これに対して、日本人の一日の平均カルシウム摂取量は約550mg。
よって約50mgのカルシウムが不足しているという訳です。
このことは一見もっともらしく聞こえてきますが、実はいろいろと疑問点があります。
 
まず、一日のカルシウム必要量の600mgは、誰がいつどのようにして決めたのでしょうか?
実はその決め方は曖昧で、この600mgは決して確立的なものではありません。
なかには、もっとも少ない400mgでも、なかには300mgでも十分だとする学者さんさえいます。
 
~実は骨折しやすいのは運動不足のため?~
 
「最近の人達は骨折しやすくなった!特に子供と老人が、これはカルシウム不足だ」ともあるところではいわれていますが、本当でしょうか?
 
骨の主成分は確かにカルシウムです。
しかし、カルシウムを多く含まれている食べものをたくさん摂ったからといって、丈夫な骨ができるわけではありません。
 
食べ物のカルシウムが骨に正常に蓄積されるためには、腸管のカルシウム吸収能力、ホルモン調節としての副甲状腺のパラソルモンや甲状腺からのカルシトニン、ビタミンC、ビタミンD、太陽の紫外線、リンやマグネシウムなどのミネラル、コラーゲンなどが関与しています。
 
このいずれかに障害があれば、骨に何らかの異常が現われることがあります。
さらに、これらが正常に働いても、血液中のカルシウムを骨に運ぶ毛細血管が十分に発達していなければなりません。
 
~そして、骨を丈夫にするために一番必要なことは適度な運動です。~
 
運動により骨を刺激し鍛えられて、毛細血管が発達し骨が丈夫になるのです。
 
以前、宇宙飛行士が地球に戻ってきた時、長時間無重力状態が続いたため筋力や骨が弱ってしまい歩けなかったことがあります。
 
子供の骨折の原因を調査した報告では、骨折しやすい子供たちとそうでない子供たちの違いは、カルシウム摂取量などの食生活より運動量が大きな影響を与えていたということです。
 
昭和21年、日本人の一日の平均カルシウム摂取量は253mgしかありませんでした。
現在のカルシウム摂取量の半分以下しか摂っていなかったのにもかかわらず、昔の人の方が骨が
丈夫でした。
 
カルシウムを多く摂るようになった現代人に、骨折や骨阻しょう症が増えてきてしまった理由はなんと説明したらよいのでしょうか?
 
このようなことでも、カルシウムの摂取量と骨折の関係は、イコールとまでは言えないのも事実です。
 
運動はもちろん、夜勤続きで日光を浴びていない、とか、野菜がちょっと不足しているか?
 
体内の血流はしっかり流れているか?
などもチェックポイントの一つかもしれません。
このことは、骨に限らず、複数の分野でも考えられることです。
総合的に自分の体と向きあってみたいものですね。
 

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