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整体日記

日別アーカイブ: 2017年7月4日

アミノ酸でダイエットって出来るの? 実は知らないアミノ酸の実態

今回のブログは 中野カイロプラクティックオフィス 薬袋 聡先生の記事を引用しています。

柏 整体
そもそもアミノ酸って何?
 
「アミノサプリ」とか「燃焼系」とかアミノ酸飲料がブームになり、アミノ酸を飲みさえすれば脂肪を燃焼してダイエット出来るかのように言われています。
しかし、アミノ酸とはどういうものかを正確に答えられる人は少ないようです。
 
アミノ酸とは、タンパク質を構成している成分です。
 
大豆や肉などを食べた場合、含まれているタンパク質は分子量(粒子の大きさ)が大きすぎてそのままではミノ酸に小さく分解され吸収されます。
吸収されたアミノ酸は、体内でいくつか集まってタンパク質となって合成され血となり肉になるのです。
また、米や野菜などのでん粉は糖に分解され、吸収されます。そして、脂肪は脂肪酸とグリセリンに分解されて吸収されます。
 
アミノ酸を製造する遺伝子操作菌
 
アミノ酸のダイエット効果を考える前に、アミノ酸飲料に使われているアミノ酸はどのように作られているか考えてみましょう。
アミノ酸の製造方法には抽出法や酵素法などがありますが、最近では発酵法で作られているアミノ酸が多いようです。
 
発酵法とは、特殊な細菌に糖質などの原料を食べさせ、アミノ酸などの目的とする物質を造らせる方法です。
ここで問題なのは突然変異法を用いた遺伝子操作菌を使っていることがあり、目的とする物質以外にどんな有害物質を生産しているか分からないのです。
 
このような発酵法でアミノ酸飲料のアミノ酸以外に化学調味料などのアミノ酸、酵素、ビタミン剤、クエン酸、乳酸、抗生物質、ホルモン剤、食品添加物などを作られています。
 
「アミノ酸など特定の成分を多く作る」「よい香りがする成分を作る」「目的とする物質を早く大量に作る」など特殊な能力を持った発酵菌を造る方法があります。
細菌に紫外線・X線・ガンマ線などの突然変異誘発物質を用いて突然変異させた細菌を造ります。
これを遺伝子操作菌といいます。
当然安全性に疑問があるにも関わらず、基準や表示義務はありません。
 
また、発酵法に使われている細菌は遺伝子操作だけでなく、菌を培養する培養液にも不安があります。
人工培養するための培養液に人工的な栄養剤が使われていることがあります。
その内容は企業秘密でわからないことが多いですが、麹菌や酵母菌などの人工培養の培養液に使用する原料と同じようなものを細菌によって使い分けているようです。
 
平成元年にアメリカで健康食品のトリプトファンを摂っていた人達の中でEMS(好酸球増加・筋肉痛症候群)という病気が多発し、死者38人、被害者1500人が出ました。
トリプトファンを作る能力を持った細菌に別の種類の細菌遺伝子を組み込み、さらに多くのトリプトファンを生産出来る能力を持った遺伝子組み換え細菌を人工的に作りだし、製造していました。
ところが、同時にEBTとPAAという有害物質も生産するような細菌になってしまっていたのです。
この有害物質が原因で全身の筋肉の痛み、呼吸困難、皮膚の発疹などを引き起こすEMSという病気になったのです。
 
つまり、アミノ酸の摂取というよりも、アミノ酸がどのような形で抽出されたのか? といったことが大切になっているということです。
このような例から、実際に ”アミノ酸”   だけを単独に摂取するという訳ではなく、”タンパク質” などを中心とした大豆や肉 といった、”自然な食物” から栄養をとっていく、といったことの方が、”からだにやさしい摂取方法”  なのではないでしょうか?
 

よく、アミノ酸で、ダイエットが出来るとか?  スポーツのパフォーマンスがあがったということが、言われる場合がありますが、これはむしろアミノ酸単体というよりは、アミノ酸の関係する栄養素とその摂取環境という方が、より現実に近いといったことなのでしょう。
 
よく、テレビや雑誌などで”こんなものを摂りましょう”などと栄養摂取ということがいろいろと語られていますが、いろいろと気を配って摂取したいものです。
 

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