先月末から当院に通われているTさん、70代男性。
「3日前から、ものすごく腰が痛くなったので来ました。」 ということ。
姿勢分析をすると明らかに脊柱が右に傾いている。 そして右足の親指までシビレが来ているという。
坐骨神経痛がある側へ脊柱が傾斜しているケースは、椎間板の髄核が飛び出してしまっている可能性がある。 こういった場合、私たちカイロプラクターは通称『悪性の坐骨神経痛』と呼び、 場合によっては整形外科さんのレントゲン検査を勧めなくてはいけないパターンでもあります。
なので、初回の施術前にTさんには、 「椎間板の髄核に問題がある可能性がありますので、数回施術を行って症状に変化が見られない場合、整形外科さんでのレントゲンを勧めますが、それでもよろしいですか?」 と了承を得てから施術を開始しました。
施術間隔は1日おきから3日おきの間隔で本日6回目の施術。 当初は夜の睡眠時に痛みで目が覚めてしまうほどの状態でしたが、施術を重ねるごとに痛みが出る頻度が減り、本日来られた時は、 「先生、やっと夜も寝れるくらいに痛みが減り、本当に楽になりましたよ!」 という状態まで回復しました。
この状態なら、髄核が飛び出てしまって整形外科的手術を行わなくてはいけないという最悪の選択は免れそうです。
これからは慎重に様子を見ながら、まだ右足の指先までシビレが来ている坐骨神経痛の症状の改善を目指すのみです。
まだまだ気は抜けませんが、これからもしっかりと施術を続けていこうと思います。