今回のブログは 瑞穂カイロプラクティック整体院 海老原 仁先生の記事を引用しています。
さて、高齢者に関わるブログを何回か書いてきましたが、今回は『サルコペニア』について書こうと思います。
このサルコペニア、なかなか馴染みのない言葉ですね。
どういうものかと言いますと…。
サルコペニアはギリシア語で骨格筋の減少を意味し、サルコ(筋肉)とペニア(減少)の造語です。
人が生きていく以上、加齢による心身の機能が虚弱化していくのは避けられません。サルコペニアは高齢になるに伴い、筋肉の量が減少していく老化現象のことです。
主に不活動が原因と考えられていますが、そのメカニズムはまだ完全には判明していません。
以前にご紹介したロコモティブシンドロームと共に、歩行障害や転倒という要支援、要介護状態になるきっかけとなる可能性が高いため、楽しいシニアライフをおくる為には、これらの予防対策は非常に重要になってきます。
25~30歳頃から進行が始まり生涯を通して進行します。筋線維数と筋横断面積の減少が同時に進んでいきます。
ですから、若い人や中年の方もサルコペニア予備軍です。
サルコペニアの症状は、歩行困難、生活困難など、身体活動能力の低下です。
また、サルコペニアほどの症状は出ないものの、 筋肉量が減少すると、血流が悪化することから、冷え性、易疲労感などの症状が現れ、 この筋肉量の減少を放置し続けると、結果として、生活をする上での身体機能が奪われるサルコペニアへと発展します。
サルコペニアの予防にはやはり、筋力トレーニングとバランスの良い食事という生活スタイルが望ましいです。
高齢者にとって、最も重要な筋肉は、太腿の筋肉です 足の筋力低下は、特に転倒や骨折を引き起こすため、生活への 影響はかなり大きくなります
スクワットや片足立ちを、ゆっくりと無理の無い範囲で続けて 行うと少しずつ、筋力もついてくるでしょう。
市や町で体操教室などを開催している地域も多いと思います。 ご家族に高齢者がいる方は、ぜひ参加を勧めてあげてください。
それが楽しいシニアライフに繋がっていきますよ。