今回のブログは 志木クラニオ・カイロプラクティック整体院 勝畑 学先生の記事を引用しています。
我々の日常生活の中には知らないうちに行なってしまう、悪い姿勢や歩き方が多くあります。
自分では楽である、と思う姿勢や歩き方が実は間違っている場合も多いのですが、本人は間違っているとはまず感じていません。
また、何となくそう感じていたとしても、
「別に大した影響はないだろうし・・・まぁ、いいか!!」
程度にしか捉えていない事も多いのです。
基本的にほぼ90パーセント以上の人達は自分が姿勢的に間違っているとは思っていません。
例えば、足を組んで座っていると、組んだ方の骨盤部が挙上しますが、うまくバランスが保てないと代償動作として体幹部は側屈方向に動いてしまいます。
また、座位で、足を組むと股関節はさらに屈曲するので、骨盤は後傾しがちになり、腰椎はより後弯方向に動いてしまいます。デスクワークをしている方が一日中このような姿勢をとっていると、見かけ上の骨盤の歪みが起こることは容易に想像できます。
立位についてですが、脚をクロスしていたり、どちらか片方の脚に体重を載せたりして立っている人をよく見かけますが、普通に立っているだけでも片側の股関節には体重の30~40%がかかります(ただし、普通に立っている時の数字です)。
ましてや異常姿勢をとっていればこのバランスは大きく崩れ、股関節周囲の筋肉群はしっかりとは働かなくなりますから、その負担たるや相当なものの筈です(若い時など感覚的にはそう感じられない事が多いのですが、後々になって効いてきて、後悔することが殆どです)。
歩行時については片側の股関節に体重の約3倍、ジョギング等では約4から5倍、階段昇降時では約6から8倍もの負担がかかってしまいます。
骨盤(股関節)にできるだけ負担のかからない姿勢や歩行を心がける必要があることはいうまでもないでしょう(まぁ、実際はわかっちゃいるが・・・・みたいな感じで殆ど意識すらされませんが・・・)。
自身にとって楽な姿勢や歩行が習慣化してしまうと、さらに楽な方へ流れがちになります。この機会に是非一度、ご自身の姿勢や歩き方というものを見直してみてはいかがでしょう?
年を重ね、変形が始まってしまってから意識しだしても、もうどうにもならないことがあります(ちなみにほとんど、これですが・・・)人は自分のみ例外、自分だけは特別と思いがちですから・・・。