今回のブログは 瑞穂カイロプラクティック整体院 海老原 仁先生の記事を引用しています。
秋もだいぶ深まってきて、朝晩は冷え込む日も多くなってきました。
気温差が激しくて風邪をひいている方も多いですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
これから寒くなると多くなってくるのが、ギックリ腰などの急性の症状です。
ギックリ腰以外の急性の痛みには『寝違え』もあります。
朝起きたら首が痛くて動かせない、という経験をした方も多いと思います。
どこが痛くなってもイヤなものですが、首が痛くなるのも困りものです。
この『寝違え』、原因は不自然な体勢で寝続けたことで、首や背中などに不自然に力が持続的に加わり筋肉が炎症を起こしている状態です。
この痛みは1~2日で治まってしまう場合もありますが、長引くと場合によっては1か月以上も続くこともあるようです。
寝違えは首や肩、背中のコリが原因と思われがちですが、実は脇の下の神経に障害が起こっているのが原因になることがあります。
脇の下にある腋窩(えきか)神経が長時間圧迫されることが原因となっています。脇窩神経は、首を支える筋肉と繋がっていて、この神経が血行不良になると、首が痛くなってしまうのです。
寝違えて、首の痛み以外にも頭痛が起こる場合があります。
気をつけなければいけないのが、この頭痛は『くも膜下出血』」の時に起こる頭痛と似ているようなのです。
クモ膜下出血は早めに処置をしないと、再出血の可能性があります。
二度目の出血の方が出血量が多くなるので、命に関わる可能性が大きくなります。
ちょっとおかしいな、と思ったら早めに病院に行って診察を受けた方が良いかもしれません。
もし寝違えてしまっても、自分で出来るストレッチがあります。
効果がある場合もあるので、ご紹介しておきますね。
先述したとおり、寝違えは脇の下の神経が圧迫された事で引き起こされています。
ですからストレッチで、この部分を伸ばしていくことで痛みが減少する事があります。
【寝違えに効果的なストレッチ】
1.寝違えで首が痛むほうの腕を少しずつ後ろに引き上げていきます。
2.腕を引き上げて、自然と止まるところで20秒くらいキープします。
3.20秒経ったら腕をゆっくりと下ろしていきます。これを2セット行う。
4.痛む方の手を肘の角度120°でバンザイします。
5.その角度のまま、腕を軽く後ろに引いて20秒くらいキープします。これを2セット行う。このストレッチを行うとともに、もう一つやってもらいたい事があります。
それは『冷やす』事です。
炎症を起こしているので、必ず冷やしてください。
これは良く間違えてしまうのですが、急性の痛みは冷やして、慢性に痛みは温めてください。
ギックリ腰も急性の痛みなので、必ず冷やします。
お風呂やシャワーなどで温めると血行が良くなるので、逆に痛みが悪化してしまいます。
炎症を抑えることが重要なので、必ず冷やしてくださいね。
寝違えは枕などの寝具が合わなかったり、運動不足、ストレスなどが原因で起こったりもします。
他の症状にも当てはまることなので、普段から体調を整えていくことが良い、ということになりますね。
規則正しく健康な毎日を過ごせるように心がけましょう。