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整体日記

痛みを起こす“やつら”

今回のブログは 志木クラニオ・カイロプラクティック整体院 勝畑 学先生の記事を引用しています。

柏 整体

 

前回「痛み」の伝わる仕組みについて、考えていきましたが、今回も引き続き「痛み」について考察していきたいと思います。
今回は痛みを起こす化学物質について取り扱ってみます。

 

日常生活において、釘を踏んでしまったり、包丁で指を切ったりして痛みを感じてしまうということは多々あります。
しかし、釘や包丁が直接的に神経を刺激して痛みが起きているのではありません。

釘や包丁、ナイフなど、鋭利なものが皮膚を傷つけると、その部分から痛みを起こしたり、感じやすくさせたりする物質が放出され、受容体(受容器の表面上にある一種のセンサー)と結合することで痛みが起こります。

 

組織が損傷する時、損傷部分の細胞内から様々な物質(カリウムイオン・水素イオン・ATP)などが流出します。
そして受容体と結合することで侵害受容器を興奮させます。その結果、“痛み”が起こります。

また、組織が損傷したことに伴い、血中内のキニノーゲンを元にしてブラジキニンを作り出したり、血小板や肥満細胞からセレトニンやヒスタミンが放出されることでも痛みが起こります。

 

このブラジキニンやセレトニン、ヒスタミン等は発痛物質と呼ばれ、これらは単独で受容体を興奮させ、痛みを起こします。

一方、単独では痛みは起こさなくても、少量の発痛物質のみで痛みを感じるように受容体に働きかける物質も存在します。
プロスタグランジンがその代表です。
細胞膜成分のリン脂質からアラキドン酸を介して産生されます。

これらは発痛増強物質と呼ばれ、他に白血球やマクロファージから放出されるサイトカイン、一次求心性神経から放出されるサブスタンスPやCGRP・・・etc、様々なものがあります。
以上のように組織が破壊されることで様々な物質が産生され痛みが起こるという訳です。

 

上記をまとめると以下のようになります。

●組織が壊れると受容体を直接刺激する発痛物質が産生される。

●組織が破壊されると発痛増強物質が産生される。

●発痛物質、発痛増強物質の相互作用で受容体は興奮させられる。

 

勝畑先生の記事から、痛みのメカニズムを学びました。

この痛みのメカニズムも、身体から発せられる大切なSOS信号ですから、身体の声を聞いて、しっかりと根本的なところから解決していきたいですね!

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