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整体日記

人体は一つのユニット

今回のブログは  たかQカイロプラクティックセンター 高久和巳先生の記事を引用しています。

柏 整体

テンセグリティの身体への応用

前回私か書かせていただいた【重力と人体の構造的関係】で身体をお家に例えて説明させていただきました。
その流れから、今回の【人体は一つのユニット】を書いていますので、併せて参考にしていただければと思います。
 
建築家のバックミンスター・フラーの指導を受ける学生だった、
ケネス・スネルソンが考案したものに「テンセグリティ」という概念があります。
 
テンセグリティ(Tensegrity) はtensional と integrity の造語で、
カイロプラクティック (Chiropractic) のギリシャ語のカイロ(Cheir=手)と
プラクティコス(Praktikos=技術)と似たようなもの。
 
この理論によると全ての構造とは「圧縮と張力」(押す力と引く力)の
バランスによって成り立ってる考え。
 
この建築的概念を生物学的に応用したのがハーバード大学医学部の
イングバー博士が生物の構造が全てテンセグリティで出来ていると、
主張したとことろです。
 
生物の構造もテンセグリティ理論による圧縮と張力の複合的均衡で成り立ち、
且つ、それが階層的に重なったものとみなされ、
人体の構造全てがテンセグリティにより構成されているとした。
 
テンセグリティ002
 
簡単に説明すると、姿勢を保つのは骨格のみが重要と思われやすいのですが、
人間を構成するものには「骨格」はもちろん「内臓」や「筋肉」そしてそれらを
体内で包みそれぞれが本来あるべき位置に柔軟に固定している「筋膜」があります。
 
この筋膜は身体内部で縦横無尽に張り巡らされていることで、
人間という個体が形づけられているといっても過言ではありません。
 
簡単にイメージしやすいようによく例えられるられるのが「テント」です。
人体をテントに例えてみますと、テントには骨組みがあり、
テントを張る布の部分と骨組みを支えるためのロープがあります。
※これも以前【筋膜ってナニ?】で説明させていただいていますので参考にしてください。

  • 骨組み  =骨格
  • 布とロープ=筋膜

筋膜の癒着や緊張してしまった状態は、この布の一部が固まったりよじれたり、
ロープが絡まったりした状態と同じです。
そのような状態ではテントの骨組がゆがんでしまいテントのバランスを
保つことが出来なくなってしまいます。
 
テント
 
このように筋膜のゆがみによる影響は身体構造を変化させ、
その変化によって、様々な問題が症状として現れてきます。
 
まず、筋膜のねじれなどによって人体の各循環機能が圧迫されることで、
循環不良が発生してしまい免疫力が低下して、疲労が蓄積してしまい、
倦怠感やコリを感じ痛みやしびれを引き起こす下地を作ってしまいます。
 
さらにこういった状態が続くことにより、内臓などの機能低下も招き、
様々な病気を引き起こすことにもなりかねません。
 
「人体を一つのユニット」として捉えることで、人体にゆがみが生じた際に、
人体を正常な状態に整えるにあたって大切なのです。
 
実際の臨床においても、原因と症状が違うことが臨床上多々あります。

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