整体方法

痛みがあるのに、どこのお医者さんでも異常なし...

アメリカ人のダニエル・デイビッド・パーマー カイロプラクティックの誕生の発端は、アメリカ人のダニエル・デイビッド・パーマー(1845年3月17日生まれ)の次のような経験から生まれました。 『・・・彼の召使のハーベイ・リラードが仕事で重荷をかつごうとした時突然背部に異常な音を感じた。そしてそれ以来聴力が低下して遂に難聴となっていた。D.D.パーマーが、彼の背中を調べていると、ある部位の変な隆起に気づいた。それで彼はこれが難聴と何らかの関連があるのではないかと考えて、その椎骨を正常にもどすように工夫して施術し続けたところ、予想通り、否、予想以上の成果を得た。つまり数回の施術でこの異常隆起は正常にもどり、それと共に聴力もしだいに回復してしまった・・・。』

ハーベイ・リラード氏に対する劇的な効果を得た治療体験を契機として、D.D.パーマーは生命と健康を哲学的に思考したり、脊椎の異常と疾病との関係を科学的に研究することに没頭します。その研究途上に彼の友人であるサムエル・H・ウィード牧師が、ギリシア語のCheir(カイロ:手)とPrakticos(プラクティコス:技術)の合成語であるChiropractic(カイロプラクティック)を、彼の行っていた医術の名称とすることを示唆しました。 この日、1895年9月18日にカイロプラクティックが誕生しました。

その後、カイロプラクティックの法制化が進み、1974年全米50州すべてで国家資格として認可されました。この資格を得た人は、カイロドクターまたはD.C.(ドクター・オブ・カイロプラクティック)と呼ばれ、アメリカにおける医師の資格として認められています。カイロプラクティックは全世界にも広まり、1988年に世界カイロプラクティック連合(WFC)が結成され、1997年にWFCが世界保健機構(WHO)に参加することが承認されました。カイロプラクティックは解剖学と生理学を元に、症状の根本原因を突き止めて施術することを特徴としています。

S.O.T療法 (Sacro Occipital Technique:仙骨後頭骨テクニック)

オステオパシー療法の創始者Drスティル博士の直弟子、頭蓋骨療法の創始者Drサザーランド博士のもとで、オステオパシーを学んだメイジャー・B・ディジャネット博士が、カイロプラクティックカレッジで、カイロプラクティックを習得。その後ネブラスカ州オマハにて、仙骨と後頭骨の調整に着目し、オステオパシーとカイロプラクティックの技術を融合させた整体法の研究を進め、S.O.T療法が生まれました。

整体器具|くさび状の三角ブロック 骨盤の下にくさび状の三角ブロックを挿入して、利用者様の体重、呼吸を利用して自然に身体の歪みを矯正し、神経に栄養を送っている脳脊髄液の流れを良くすることによって、人間が本来備えている自然治癒力と免疫力を最大限に引き出す、ボキボキしない非常にソフトな整体方法です。

本来のカラダを取り戻す

S.O.T療法は従来の一般的なカイロプラクティックの急激な圧力による矯正と違って、身体が正しい位置に戻ろうとする働きをじっくりと促進するソフトな持続圧による矯正ですので、矯正部位が元に戻りにくく矯正効果が長続きし、また骨格筋や周辺組織への負担や損傷が少ないのが特徴です。S.O.T療法では骨盤変異の状態を3つに分類して、骨盤変異分類に合わせて施術していきます。

骨盤変異分類

骨盤変異分類は「分類Ⅰ」⇒「分類Ⅱ」⇒「分類Ⅲ」慢性化していきます。
そこで、当院では施術を慎重に検査しながら、今度は「分類Ⅲ」⇒「分類Ⅱ」⇒「分類Ⅰ」回復させていきます。

正常な状態の脊柱・骨盤部 正常な状態の脊柱・骨盤部 [症状]
◎健康的で充実した毎日を送れる
◎自然治癒力が高く不調になりずらい
◎不調になっても回復が早い

分類Ⅰ【脳脊髄液の循環不良による不調】⇒骨盤(硬膜)が左右でねじれた状態 分類Ⅰ【脳脊髄液の循環不良による不調】⇒骨盤(硬膜)が左右でねじれた状態 [症状]
◎寝つきが悪い、寝ても寝た気がしない、眠りが浅い
◎寝ても疲れが残る、睡眠に満足できない
◎疲労しやすい、疲労感が抜けない、からだが怠い
[その他]
◎胃腸の調子が悪い、胃が重い、お腹が張る
◎生理が不順、生理痛である、のぼせる
◎不安感がある、気分が重い、自律神経が悪いと言われた
◎虚弱体質、脱力感、ストレスがある

分類Ⅱ【仙腸関節・頚椎の問題による不調】⇒骨盤の体重受け部がはがれた状態 分類Ⅱ【仙腸関節・頚椎の問題による不調】⇒骨盤の体重受け部がはがれた状態 [症状]
◎頭が痛い、頭が重い、頭が締め付けられる、頭がスッキリしない
◎首が痛い、首が重い、首が張る、首が曲がりずらい
◎肩が凝る、肩が重怠い、肩が重苦しい、肩に重りが載っている
[その他]
◎背中が張る、背中が凝る、背中が痛い、背中が丸い
◎膝が痛い、膝が曲げずらい、膝が重い
◎むち打ちで辛い、スポーツでからだを痛めた
◎姿勢が悪い、姿勢が気になる、姿勢をよく注意される

分類Ⅲ【腰椎・椎間板の問題による不調】⇒骨盤が体重を支えきれずに腰椎で体重を受けている状態 分類Ⅲ【腰椎・椎間板の問題による不調】⇒骨盤が体重を支えきれずに腰椎で体重を受けている状態 [症状]
◎背中が張る、背中が凝る、背中が痛い、背中が丸い
◎腰が痛い、腰が重い、腰が動作で引っかかる
◎足が痛い、足に違和感がある、足に張りがある、足にシビレ感がある
[その他]
◎姿勢が悪い、姿勢が気になる、姿勢をよく注意される

痛くない安全な鍼灸治療

痛くない安全な鍼灸治療 東洋医学では、身体の中の組織や器官に、人が生きていくうえで重要とされる気と血(けつ)、津液(しんえき)を行き渡らせる“経絡(けいらく)”という身体を結ぶ通路があります。 この経絡内の気と血、津液の流れがスムーズであれば、臓腑や筋肉、皮膚などは健全に機能しますが、一方で経絡内の気や血が停滞したり過不足が起きたりすると、身体に変調が起きます。

この身体に変調が起きたとき、気や血、津液の流れが滞ったときに“経穴(けいけつ)”というツボを鍼や灸で刺激すると、その滞りが解消され、気と血、津液の流れを正常にします。 これが東洋医学的観点からの鍼灸の経絡治療になります。

西洋医学では、皮膚を鍼や灸などで刺激すると、この刺激感覚が脳に伝わるのとともに、神経の枝分かれ部分で刺激が反射し(軸索反射)、その時に血管拡張作用のある神経伝達物質(サブスタンスP)が放出されます。この血管拡張と血流促進の生体反応は、鍼や灸で刺激した皮膚の周りが太陽のようにほんのり赤く染まるので、この生体反応現象を“フレアー反応”と呼びます。この“フレアー反応”が、科学的な根拠を基にした西洋医学的観点からの鍼灸治療の血流改善効果なります。特に鍼は、指圧やマッサージの刺激では届かない、深部のインナーマッスルへも刺激を与えて血流改善が図れる唯一無二の治療法と言えます。

また、鍼を皮膚に刺入すると、その刺激を脳は侵害刺激と判断するので、その鍼の侵害刺激に対して痛みを緩和する“脳内麻薬(エンケファリン、βエンドルフィンなど)”を放出します。この痛みを緩和する“脳内麻薬”の放出が、科学的根拠を基にした鍼治療の鎮痛効果になります。

一方、灸の熱刺激は、“ヒートショックプロテイン”という病気やストレスなどによって損傷したタンパク質を修復する働きを持った特殊なタンパク質を合成する働きがあります。この“ヒートショックプロテイン”は、スポーツの分野では、乳酸の生成をおさえて疲れにくい身体をつくりパフォーマンスを向上させ、美容の分野では、紫外線や有害物質からダメージを受けた細胞を保護・修復し、角質層の新陳代謝を正常化させて活性化しコラーゲンの合成を促進する働きがあります。

このように鍼灸治療は科学的根拠に基づいた治療の研究が進み、また2018年春には世界保健機関(WHO)国際基準の『国際疾病分類(ICD』に東洋医学の章が追加され、伝統医療や代替医療のEBM(根拠に基づいた医療)研究も進んで、世界的な医療の活性化や発展に繋がっています。

東洋伝統医学的観点、西洋現代医学的観点を効果的に統合することによって、より幅広い疾患への対応、より優れた施術の提供が可能です。

当院で使用する鍼も0.16mmという髪の毛よりも細い太さからありますので、実際は蚊に刺された程度の刺激で痛みも殆ど伴いません。是非一度、当院の鍼灸治療をお試しください。

アロマテラピー

アロマテラピー アロマテラピーとは アロマテラピーという言葉は、20世紀初頭、フランスの科学者ルネ・モーリス・ガットフォセが実験中の事故で火傷をおい、ラベンダーの精油(エッセンシャルオイル)を用いてその効能を自ら体験したことから、この植物療法をアロマテラピーと命名したことがはじまりです。植物の香りの成分は、数千年もの間、古くは古代エジプト文明の時代から薫香や浸剤のかたちで使われていました。

公益社団法人日本アロマ環境協会では、アロマテラピーを次のように定義しています。

『アロマテラピーは精油を用いてホリスティック(包括的)な観点から行う自然療法である。』

アロマテラピーの目的は以下のとおりです。
①リラクセーションやリフレッシュに役立てる。
②美と健康を増進する。
③身体や精神の恒常性と維持と促進を図る。
④身体や精神の不調を改善し正常な健康を取り戻す。

このことからアロマテラピーは、『手技を用いてホリスティック(包括的)な観点から行う自然療法であるカイロプラクティック。』と非常に親和性が高いと言えます。

当院ではアロマテラピーを、『当院の施術効果をよりいっそう高めることのできる植物療法』と位置づけ、ご自身やご家族で楽しみながら行うことの出来るセルフケアとして、アロマテラピーの効果的な活用法を提案させて頂きます。

その他テクニック

・トルクリリース・テクニック
・ニューロマスキュラー・テクニック(トリガーポイント療法)
・横山式筋二点療法
・CMRT(カイロプラクティック・マニピュレーション・リフレックス・テクニック)
・ディバーシファイド・テクニック
・フルスパイン(ガンステッド)・テクニック
・ドロップテクニック
・オステオパシー
・特殊療法など

症状に応じて必要なテクニックを用いた整体を行います。

カラダのしくみについて、もっと知りたい方は、『カラダのしくみ』をご覧ください。