今回のブログは 瑞穂カイロプラクティック整体院 海老原 仁先生の記事を引用しています。
こんにちは。
12月も終盤に差し掛かり、朝晩と冷え込んできています。
さて、今回から数回に渡り、『介護』にまつわる事を書いていきたいと思います。
これから高齢者はどんどん増えていきます。
私の住んでいる瑞穂町でも、人口はさほど10年前と変わりないですが、65歳以上の高齢者の数は3,000人増えています。
介護の問題は誰にでも起こりえる問題ですね。
第一回目は『ロコモティブシンドローム』についてです。
ロコモティブシンドロームとは、運動器の障害による要介護の状態や、要介護のリスクの高い状態を表す新しい言葉です。
略して『ロコモ』と呼ばれたりします。
どんな状態かわかりやすく言うと、筋や関節が弱くなることで自分で移動する能力が弱り、介護のリスクが高くなった状態のことです。
要支援・要介護になる原因の1位は運動器障害であり、よく知られている脳血管障害や認知症よりも高率であると、厚労省の調査でも明らかになっています。同シンドロームの予防は、健康寿命延長の大きな要素となるのです。
ここで簡単に『ロコモチェック』をしてみましょう。
- 家の中でつまずいたり滑ったりする
- 階段を上がるのに手すりが必要である
- 15分くらい続けて歩くことができない
- 横断歩道を青信号で渡りきれない
- 片脚立ちで靴下がはけない
- 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
- 家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)
1つでも当てはまれば運動器が衰えているサイン。
ロコモの心配があります。
なぜ筋や関節が弱くなるか?
ひとつの原因は不活動による『廃用』です。
筋萎縮という言葉をご存知でしょうか?筋がやせ、力が出にくくなります。
いろいろな原因がありますが、その多くは「使わない」ことによるものです。
体は「使わない(動かさない)」と「使えなく(動かせなく)」なります。
元気なカラダを維持する為には、普段から体を動かすことを意識しましょう。
体の隅々までストレッチで伸ばしたりすることは、とても有効です。
他にも何かにつかまって片脚立ちをしたり、軽いスクワットも良いです。
それらの運動により筋力も付き、血流も良くなり、体力もUPしますし
怪我の予防や疲労の回復にも役立ちます。
ロコモティブシンドローム、この言葉を覚えておいてくださいね。