今回のブログは 千葉県 市川市の川島カイロプラクティック 川島和美先生の記事を引用しています。
今日はニオイに関する「へえぇ~!」をお楽しみください。
まずはニオイって何でしょう? その正体は化学物質です。 しかも揮発性の化学物質でないと、鼻でかいだ時にわかりません。
ニオイを嗅ぐメカニズムは鼻から取り込まれた揮発性の化学物質が、ニオイ受付場所である「受容体」にタッチします。 するといくつかの反応の後、嗅(きゅう)細胞が興奮するとニオイの化学物質が「電気信号に変換」されます。 電気信号は脳のすぐ下・鼻のすぐ上にある、嗅球という中継地点を通り、大脳に入り「○○なニオイだ」と認識されます。
毎日普通に感じている様々な感覚ですが、「ニオイ」と「味」は実は特殊です。 身体の感覚は多くが光や音、圧力や温度といった物理的な刺激です。 それに対して味覚と嗅覚だけは化学的な刺激に反応しているからです。
これは「敵のニオイを察知して逃げる」、「毒という味を感じて身を守る」など生命を守るために初期の段階で発達してきた感覚です。 もともとは生き抜くために発達した嗅覚・味覚ですが、今は生活を楽しむために活躍する器官だな~と思います。 香りを楽しむアロマやフレグランス、美味しいものを味わうと本当に幸せです!! 同時に味覚と嗅覚はそれぞれに影響しあいますから、片方の働きが落ちるともう一方の働きも弱まって感じられてしまいます。 風邪のとき鼻がつまると味がわからなくなりますものね。
さて今度はニオイの受付場所である受容体のお話を少し。 受容体はヒトの場合350ほどもあるそうです。 多いようですが、他の生物より少ないんですって。 マウスは1000ほどもあるそうで・・・。マウス以下なのか~とちょっと残念な気も。 これはその生物がどのように生きていくのかにも関わると思いますが、 人間は嗅ぐ=嗅覚だけではなく、見る=視覚、聞く=聴覚、どのように対応するか=大脳皮質なども発達していますから 嗅覚だけに頼る必要がないとも考えられますね。
とはいえ、350も受容体があるということは単純に350のニオイを嗅ぎ分けられるということ・・・? いえいえ。ニオイを出す化学物質は何万通りも(何十万通りも?)あるそうですから数百では少なすぎますよね。 1つのニオイに1つの受容体が関わるというより、受容体の組み合わせで驚くほど多様なニオイを嗅ぎ分けるといわれています。 訓練された調香師の方は5000通りものニオイを嗅ぎ分けるそうですから、人間の能力も捨てたもんじゃありません。
また同じ化学物質でも濃度が違うと全く違う匂いに感じられるそうです。 高濃度では動物のフン、かなり薄まると熟した果物の香り、さらに薄まると花の香りのように変化する物もあります。
先日トイレの床にミントのアロマオイルを落としてドバっと液体がこぼれました。 もうミントのニオイじゃなくなっていました。 スーッとするような感じはあるのですが、ミントだと知っているのに強烈すぎて何のニオイかわからないのです。 トイレから出てしばらくした残り香で「やっぱりミントだよね」とようやく認識できる始末。 家族は「オエッ。は、吐きそう(T T)」と大抗議でした。 ほんの1滴なら爽やかでリフレッシュできるのに、同じものでも全く逆効果になってしまいました。
そう、ニオイは体調にも影響します。 アロマセラピーのように「香りを嗅ぐ」ことが心を癒したり体調を改善するというのは 大脳辺縁系、視床などに影響を与えているためで、 香りの成分によって神経を穏やかに作用させる効果や痛みを和らげる効果があるからだそうです。 また、嗅神経が発生が脳と同じだとされているため大脳の活性化にも影響します。
ですから嫌いなにおいはもちろんですが、良い香りも強すぎると体への負担が強くなるかもしれません。 くれぐれも嗅ぎすぎには気を付けましょう。
今回のブログは 志木クラニオ・カイロプラクティック整体院 勝畑 学先生の記事を引用しています。
前回「痛み」の伝わる仕組みについて、考えていきましたが、今回も引き続き「痛み」について考察していきたいと思います。
今回は痛みを起こす化学物質について取り扱ってみます。
日常生活において、釘を踏んでしまったり、包丁で指を切ったりして痛みを感じてしまうということは多々あります。
しかし、釘や包丁が直接的に神経を刺激して痛みが起きているのではありません。釘や包丁、ナイフなど、鋭利なものが皮膚を傷つけると、その部分から痛みを起こしたり、感じやすくさせたりする物質が放出され、受容体(受容器の表面上にある一種のセンサー)と結合することで痛みが起こります。
組織が損傷する時、損傷部分の細胞内から様々な物質(カリウムイオン・水素イオン・ATP)などが流出します。
そして受容体と結合することで侵害受容器を興奮させます。その結果、“痛み”が起こります。また、組織が損傷したことに伴い、血中内のキニノーゲンを元にしてブラジキニンを作り出したり、血小板や肥満細胞からセレトニンやヒスタミンが放出されることでも痛みが起こります。
このブラジキニンやセレトニン、ヒスタミン等は発痛物質と呼ばれ、これらは単独で受容体を興奮させ、痛みを起こします。
一方、単独では痛みは起こさなくても、少量の発痛物質のみで痛みを感じるように受容体に働きかける物質も存在します。
プロスタグランジンがその代表です。
細胞膜成分のリン脂質からアラキドン酸を介して産生されます。これらは発痛増強物質と呼ばれ、他に白血球やマクロファージから放出されるサイトカイン、一次求心性神経から放出されるサブスタンスPやCGRP・・・etc、様々なものがあります。
以上のように組織が破壊されることで様々な物質が産生され痛みが起こるという訳です。
上記をまとめると以下のようになります。
●組織が壊れると受容体を直接刺激する発痛物質が産生される。
●組織が破壊されると発痛増強物質が産生される。
●発痛物質、発痛増強物質の相互作用で受容体は興奮させられる。
勝畑先生の記事から、痛みのメカニズムを学びました。
この痛みのメカニズムも、身体から発せられる大切なSOS信号ですから、身体の声を聞いて、しっかりと根本的なところから解決していきたいですね!
6月に入り梅雨に突入しました。 じめじめして憂鬱な気分になりがちですが、フレッシュな香りで気分を爽やかにしましょう!
6月のオススメ精油
《グレープフルーツ》~梅雨のじめじめを吹き飛ばせ!爽やかな香りで脂肪燃焼とデトックスして、気分をリフレッシュ!
【グレープフルーツの脂肪燃焼効果】
グレープフルーツ精油はリンパ系や胆汁の分泌を刺激し、利尿特性があることから、体液の流動化のプロセスをコントロールします。
その為、脂肪の消化とセルライトの除去を促し、デトックス効果が非常に高いです。
また、グレープフルーツ精油は、腎臓と脈管系を浄化する作用があるといわれていますので、梅雨時期の腎臓機能低下を抑え、腎臓機能低下による腰痛予防も期待できます。
【香り】
<柑橘系> グレープフルーツの果実そのままのフレッシュ香り。
【働き】
<心> 気持ちを高揚させて、元気にする。中枢神経系のバランスをとる作用をもっていると考えられています。
<体> 頭痛、片頭痛、月経前緊張症、妊娠中の不快感、腎臓と脈管系の浄化作用やデトックス作用UPがあると考えられています。
<肌> 肌を引き締め、代謝作用をUPさせる。
【メモ】
・原産地はアジアですが、これは地中海地方で装飾用の樹木としてよく栽培されています。1930年ごろからフロリダでされ、現在はアメリカがグレープフルーツ油の最大供給国になっています。
・圧搾法で果皮から精油を抽出します。
〈グレープフルーツオススメレシピ〉
〔梅雨を乗り切る、腎臓機能UPのデトックスバス〕
腎臓機能を高め、利尿作用のあるグレープフルーツとジュニパーベリーで半身浴をすれば、血行がよくなり、老廃物だけでなく梅雨時のだるさも取り除いてくれます。
腎臓の問題から来る腰痛解消にもオススメです!
☆レシピ
・グレープフルーツ 2滴
・ジュニパーベリー 1滴
・天然塩 大さじ1
☆作り方 ・天然塩に精油を混ぜて、浴槽の湯に溶かす。
※ グレープフルーツは光毒性があるので、肌を直射日光に当てないように注意してください。