先日8月8日(土)の営業終了後、福島県いわき市に向かい、
8月9日(日)に、NPO法人トータルヘルスサポーターズの第12回被災地ボランティアを行いました。
午前中は、いわき市のベースキャンプとしてお世話になっているNPCバレエスクールにて、チャリティ整体を行いました。
ベースキャンプNPCバレエスクールのチャリティ整体では、 整体施術1回につき、募金を頂いています。
こちらで集めた募金は、東日本大震災・津波で親御さんを失った震災孤児のお子さんをサポートするために、あしなが育英会の東日本大震災遺児基金へ募金をしています。
チャリティ整体を受けに来てくださっている方も、東日本大震災により大きな痛みをしょっている方たちですが、「より困っている子供たちの助けに少しでもなりたい。」という想いでチャリティ整体に参加してくださっています。
午後からは場所を移し、ベースキャンプのNPCバレエスクールにほど近い楢葉町作町一丁目仮設住宅に向かい、整体ボランティアを行いました。
今回の楢葉町(原発避難地域)仮設住宅はお盆時期ということで人もまばら。
その分、施術以外で比較的ゆっくりとお話しをする時間がもてました。
自治会の方も最初は「愚痴を言っちゃってごめんな~」なんて言いながらのおしゃべりが、最後の..方は涙がこらえきれず言葉に詰まってしまう場面もあり、私も胸に込み上げてくるものがありました。
話の内容は、将来に対する様々な不安が未だに解消されないこと。避難者の方たちの中にも、格差が存在すること。
特に、楢葉町で細々と畑をやって生活している独居老人の方などは、楢葉町の避難指示が解除されて、それとともに補償金が打ち切りになってしまっては、楢葉町に戻って生活を立て直す気力や体力も残っておらず、将来に対して非常に悲観的になってしまっているということでした。
このような話を涙ながらに語ってくださり、ただただ耳を傾けることしか出来ませんでしたが、私も現地に足を運ばなければ何も知らないままでした。
毎回毎回、現地に渡航し、現地の方の話に耳を傾けると、メディアからでは決して知ることの出来ない、現実の実情を知ることが出来ます。
私たちは耳を傾け、整体施術を行うことしかできませんが、それでも繋がりを持つことによって、現地の方たちは「私たちは、まだ忘れられていない。」と心の支えになっていることを実感しています。
なので、これからも継続して足を運び続け、現地の声に耳を傾けていきたいと思った第12回被災地ボランティアでした!
一昨日、福島県いわき市のNPCバレエスクールにて、NPO法人トータルヘルスサポーターズ主催の第5回被災地ボランティアを行ってきました。
昨年の4月から始まった被災地ボランティアも今回で5回を迎えますが、毎回毎回ボランティアに新しく参加して下さる方がいて、本当に感謝です!
今回は、午前にヨガインストラクターtaeco先生によるクリスタルボウルヨガ、午後に整体と、新たなカタチでのボランティアになりました。
今回も、NPCバレエスクールの生徒さんがボランティアのチラシを作成してくれました!いつもありがとう(^-^)
クリスタルボウルヨガの様子です。
皆さん、真剣な表情でtaeco先生のお話を聴いています。
福島県いわき市の皆様、殆どの方がクリスタルボウルの音色を聴くのが初めてで、内観ヨガと合わせて、良い癒しと良い気づきのひとときになったということでした(^-^)
今回、被災地ボランティアに初参加してくださったtaeco先生にも本当に感謝です!
これからも様々なスキルを持った予防医学スペシャリストの先生によるボランティア企画を充実していきたいと思います。
午後からは、整体ボランティアです。
今回は、東京都武蔵村山市のゆらぎ療術院舩木浩平先生も初参加してくださいました!
今回参加してくださった整体師の先生方は、
東京都西東京市の整体腰痛ナイナイ(4277)糸井康之先生
東京都瑞穂町の瑞穂カイロプラクティック整体院海老原仁先生
千葉県柏市のオリーブの木カイロプラクティックの私、梶原健太郎
の4名の整体師の参加となりました。
今回も参加者の皆が笑顔のうちにボランティアを終えることができました。
しかし、被災地福島県の現状は、震災後からほとんど変化がなく、復興の状況も岩手県や宮城県と比べて非常に遅れているということです。
やはり原発の影響が非常に大きいと思いますが、原発の避難区域から避難されてきた方も雇用先が殆ど無い状態ですので、賠償金の使い道がパチンコなどの娯楽に浪費されることも多いようです。
また避難されてきた方を多く受け入れているいわき市も人口が急増し、自治体としてのいわき市もいわき市民にも負担がかかっているということでした。
この問題は行政だけでなく、わたしたちNPO団体や、またいわき市に住む市民の方々が力を合わせて、ここの働きを点で終わらせるのではなく、自治体、NPO団体、市民のネットワークを形成していきながら、復興を担っていく必要があると感じました。
また、NPCバレエスクール代表の八木沼剛先生も、「子どもたちが、将来、福島県民として自信を持って世界で活躍していけるように、大人たちがその環境を作っていかなくてはいけない。」と熱い想いを語ってくださいました。
私たちNPO法人トータルヘルスサポーターズも、ひとりひとりが出来ることは限られているのかもしれませんが、でも、ひとりひとりが自分に出来るベストを尽くせば、必ず被災地復興の力になれると確信しています。
これからも、決して被災地の方が孤立してしまわないように、私たちも関わり続けて、復興の支えになっていきたいと考えています。
先週の日曜日に、福島県いわき市に整体ボランティアに伺い、
また、被災地福島県の現状やお話しを聴いてきました。
原発周辺では、取り残された家畜やペットなどが野生化して自然繁殖しているとのこと。
そこで聴いた驚愕の事実。
原発周辺の避難区域では、「動物狩り」が行われているというのだ。
それは、被曝した動物が増えて、避難区域外へ拡散してしまうのを防ぐためということ。
私も整体院のペットとして、フクロモモンガの桃太郎を飼っていますが、長く一緒にいるとやっぱり家族同然になってくるんですね。
「もし、桃太郎が原発周辺に取り残されて動物狩りされたら?」
と考えただけで目頭が熱くなってしまいます。
今、盛んに原発に対する議論がされています。
一部の利権を持った人たちが原発推進を推し進めているのか。
それとも原発が稼働しないことが、本当に私たち国民全体にとっての生活不安に変わるのか。
どちらのリスクが大きいのか、じっくり見極めなくてはいけないという議論があるのはわかりますが、ここで原発云々のことを書くつもりはありません。
ただ、100%言えるのは、原発が仮に100%津波や地震に耐えられるものを作ったとしても、核廃棄物は必ず発生し、それはものすごく危険な物質になって、何万年と危険な物質として未来に残されていくということ。
大人たちは、この子たちに原発の契約をして、原発を建てたのか?
また、未来の子ども達と原発の契約を結んでいるのか?
今現在の生活の利便性のために、未来の子ども達に不安を残していくことをどう考えるのか?
何も自分は綺麗事を言うつもりはありません。
被災地ボランティアに行ったから、立派なことをしているとも思っていないし、自分が別段立派な人間とも思っていません。
こちらに戻ってくれば、日々、目の前の患者さんのことでいっぱいになり、また自分自身の事や日々の事に追われ、「被災地のことを一瞬足りとも忘れてはいません!」なんてことは決して言えず、やはり日々のことに追われる自分がいるんです。
でも、自分ひとりで生きているわけではないですし、私の仕事も人と関わって成立しているわけですし、やはり世の中、人と人とが関わって、ひとりひとりの生活が成り立っているわけです。
関東地方だけで生活が成り立っているわけではないですし、被災地福島県があってこその日本であるわけですし、日本人としての生活が成り立っているわけです。
今回、本当に多くの人の良心で、被災地福島県の整体ボランティアという企画がなりたって、私自身そこに参加させて頂くことの恩恵は計りしれません。
決して、整体ボランティアというものが、個人の自己満足に変わってしまわないように、本当に困っている人を助け、またその被災地の状況を発信することが私自身のボランティアに参加することの意義であり使命だとも思っています。
今回の東日本大震災を決して風化させることの内容、私自身自戒を込めて、被災地の状況を伝え続けていければと思っています。