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この記事は、NPO法人トータルヘルスサポーターズの仲間、
たかQカイロプラクティックセンター高久和巳先生のシェアブログです。
よく、良い姿勢をキープしようとしてもすぐに戻ってしまうといわれます。
なぜ悪いと思うゆがんだ姿勢に戻ってしまうのでしょうか?
理由は簡単です、長期間、恒常的に悪い姿勢で生活していたことにより、
このゆがんだ状態を、身体が記憶してしまったためです。
このゆがんだ姿を体に記憶している組織が「筋膜」です。
筋膜とは皮下組織から存在する白い薄い膜です。
漢字からもよく誤解されるようですが、筋肉だけを包む膜ではありません。
筋膜とは、筋肉や内臓、骨など全てを覆う薄い膜のことです。
全身をタイツのように身体を包む浅筋膜(せんきんまく)と深筋膜(しんきんまく)、
筋肉を包む筋外膜(きんがいまく)、筋肉の中で線維を束ねる筋周膜(きんしゅうまく)や筋内膜(きんないまく)、
といった膜組織がミルフィーユのように何層にも重なり、そのうえ全ての膜が繋がっています。
このように、筋膜は骨、内臓器官、血管、神経など身体のあらゆる構成要素を包み込み、
それぞれの場所に適正に位置するよう支えているのです。
つまり、私たちの身体は、全身が筋膜という容れ物で中身を傷つけないように包まれているのです。
簡単にイメージしやすいように、身体をテントに例えるとわかりやすいかと思います。
テントには、骨組があって布の部分と骨組を支えるためのロープがあります。
この布とロープを筋膜としてみてみますと、筋膜の癒着や緊張というのは、
この布の一部がよじれて固まっていたり、ロープが絡まったりした状態と同じです。
するとテントの骨組がゆがんでしまいテントのバランスを保てない状態になってしまいます。
※図Aが正常な状態、図Bがゆがんでしまってバランスが保てない状態。
こうした筋膜のゆがみによって身体構造は変化していきます。
そのゆがんできた構造変化によって、身体の循環機能が低下することで免疫力が低下し、
それによって疲労が蓄積し、倦怠感が増し、コリを感じ痛みやしびれ、引き起こしていきます。
さらにそれが続くことで内臓などの機能低下も招き、様々な病気を引き起こすことに もなりかねません。
実は、この筋膜のゆがみは、そのままにしているだけで元に戻ることはほとんどありません。
加齢とともに、筋膜のゆがみはいつの間にか進み、昔は体が柔らかったのに!疲れることも無かったのに!
気が付いたら自分の身体が大変なことになっていた!という経験はある一定の年齢を超えた方なら一度は感じられたかと思います。
同様に、筋膜がゆがんで制限のある部分を的確に見極めて元の状態に戻すことで、
症状は自然と回復に向かっていきます。
どのようにゆがんで制限のある部分の筋膜を見極めるかというとこれはプロの技です。
テーブルクロスの上にあるお皿やコップなどをテーブルクロスを引くと感じられると思います。
同様に、ベテランの施術者であれば身体を触れてどのようにゆがんでいるか見極められます。
そして、テーブルクロス上の上の制限を感じさせずにテーブルクロスを引くことができます。
筋膜のゆがみが蓄積され続けた身体は本来、プロの施術化の知見が必要とは思いますが、
忙しい中、そんなに自分の身体をメンテナンスしにいくのもなかなか時間が作れ無いという方へ!
前回の手上げ体操やっていただければと思います。
やり方わからないという声がありましたので、以下の写真を参考にしてください。
それと正中線という意味が分からないという声がありましたので、
正中線とは左右対称形の生物体で、前面・背面の中央を頭から縦にまっすぐ通る線です。
<やり方>
➀寝た状態で両手を腰にそろえ
➁次に右手を正中線に対して平行に頭上に持っていき、その状態で15秒静止
➂15秒経過したら正中線に対して平行に右手を戻す
➃次に左手を右手同様正中線に対して平行に頭上へその状態で15秒静止
➄最後に正中線に対して平行に左手を戻す
お試しください。
作成者 たかQカイロプラクティックセンター 高久和巳
この記事は、NPO法人トータルヘルスサポーターズの仲間、
世田谷カイロプラクティック・整体院の立花健仁先生のシェアブログです。
桜の季節ですね、 私の自宅周辺の桜も今が満開です。 今年は寒さが厳しかったぶん、いつもの年以上に桜が美しく感じられますよね。
さて、このブログの読者の中にも肩こりや腰痛でお困りの方が多いのではないでしょうか。
肩や腰の痛みの原因として真っ先に思いつくのは「姿勢の悪さ」や「長時間のパソコン作業」等ではないかと思いますが、以外なことに内蔵の疲労が影響しているケースも結構あるんですよ。
内蔵はとても働きものです、皆さんが寝ている間も一生懸命働いてくれています。 でも食生活の乱れや過労、睡眠不足、精神的ストレスなどが続くと働きものの内蔵もさすがに疲れて機能低下を起してしまいます。
内蔵の調子が悪くなってくると、特定の場所の筋肉が緊張して固くなります。 この状態が長く続くと筋肉にコリが発生して肩こりや腰痛として現れてきます。
このような現象は専門的には「内蔵体性反射」と呼ばれていますが、私が日々施術を行っている中でも、内蔵が原因と推測される肩こりや腰痛の患者さんが大変多いですね。
一口に内蔵といっても色々な臓器がありますが、興味深いことに臓器によって痛みが発生する場所が異なるんです。
これから毎回、臓器ごとの痛みの特徴についてご説明させていただきたいと思います。 トップバッターは「胃」です。
胃はとてもデリケートで、食べ過ぎ飲み過ぎ、仕事上のストレス、人間関係のストレス、生活環境の変化など様々な外的要因からすぐに影響を受けてしまいます。
そして、胃の機能が低下してくると主に下記のような場所に痛みやシビレが発生します。
1、左の首~肩にかけて。 2、左の肩甲骨の内側から背骨の周辺にかけて。 3、みぞおち周辺、胃の裏側の背中~腰周辺。 4、左の腕~指にかけて。
特徴として主に左半身に痛みやシビレが出現します。
患者さんからは、 「左の首や肩によく寝違いを起こします」 「左の首が痛くて首が回りません」 「左の肩甲骨の内側や背中が痛いです」 「左の腕や指に痛みやシビレが出ます」
などと説明を受けることが多いです。
もし胃が原因で発生しているなら、マッサージ等で、筋肉をもんだりほぐしたりしても、なかなか改善しない「しつこい痛み」として現れるケースが多いです。
上記のような症状が長期間続いてお困りの方は、もしかしたら胃が原因の可能性が有るかもしれませんね。
もし胃が原因のケースであれば、胃を元気にする施術を行う事で、症状を大幅に緩和させることも可能です。
カイロプラクティックや整体には内蔵を元気にする施術方法もありますので、 お困りの方は、内蔵の施術も行っている治療院に一度ご相談される事をおススメします。
文章作成者 世田谷カイロプラクティック・整体院 立花 健仁先生
この記事は、NPO法人トータルヘルスサポーターズの仲間、
瑞穂カイロプラクティック整体院の海老原仁先生のシェアブログです。
皆さん、こんにちは。
既に東京も梅が咲き、今月末には桜も咲き始めると思います。
皆さんもお花見の予定などを立てているのではないでしょうか?
例年、暖かくなってくると産後の骨盤矯正を希望する患者様が増えてきます。
今年も増え始めてる状況で、春の到来を感じる今日このごろです。
さて、この産後の骨盤矯正ですが、出産を経験された方、
現在妊娠中の方は非常に興味があることでしょう。
そして同時に、様々な疑問もあると思います。
これから何回かにわたって、その疑問にお応えしていきたいと考えていますので、
お役に立てれば幸いです。
第一回目の今回は、『産後の骨盤矯正って、いつ頃から始めればいいの?』です。
これって、すごく聞きたいことだと思うんですよね。
いかがでしょう?
それではお応え致しますね。
産後の骨盤矯正は早ければ早い方が良い!!
というのが、私がいつも聞かれた時に皆さんにお伝えしている事です。
カイロプラクティックの先進国であるアメリカでは、産後の骨盤矯正を受けるのが常識となっているようです。私の聞いた話では出産をして、退院後にそのままカイロプラクティックに行って施術を受ける人もいるそうですよ。
そこまで早くなくても良いですが、出来れば産後一ヶ月までに受けていただくのがベストだと思います。
なぜかと言いますと、『まだ骨盤が柔らかいから』なんです。
出産に備えていくつかある女性ホルモンのひとつである、『リラキシン』が分泌されます。この『リラキシン』は関節を緩める働きがあり、恥骨結合部分なども緩くなります。
関節や恥骨結合部部分が緩まないと、出産できないのです。
そのホルモンが産後一ヶ月くらいの間も出続けると言われています。
そう!!その一ヶ月は骨盤が柔らかいのです!!
だから、この一ヶ月が勝負なんですね。
女性にとって産後の骨盤矯正は、人世最大の骨盤を治すチャンスだと覚えていて下さい。
次回も産後の骨盤矯正について書きますので、楽しみにしていて下さい。
乞うご期待!!
文章作成者 瑞穂カイロプラクティック整体院 海老原 仁 先生