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整体日記

乳幼児のおしゃぶり(指しゃぶり)の重要性

柏 整体

前々回のブログでは『乳幼児のハイハイの重要性』を書きましたが、今回は『乳幼児のおしゃぶり(指しゃぶり)の重要性』をカイロプラクティック・オステオパシーの視点から書こうと思います。

 

おしゃぶりのメリット・デメリットは色々な考えがあるようですが、以下のように言われることが多いようです。

 

メリット

・鼻呼吸をすることによってウィルス感染をふせぐことが出来る。

・乳幼児を安心させて入眠させやすくなる。

・乳幼児の突然死のリスク軽減効果があるとの研究報告。

 

デメリット

・習慣化し口が塞がることで、発語が遅れる。

・3歳児以降もおしゃぶりをすることで、歯並びや噛み合わせに悪影響が出る。

 

以上のようなこと良く言われますが、今日は乳幼児が自然に行う指しゃぶりについて、『脳脊髄液の循環促進』という視点で重要性について書こうと思います。

 

「脳脊髄液って何?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では交通事故などの外傷による『脳脊髄液減少症』という疾患がクローズアップされているので、聞いたことがある方もいらっしゃるんじゃないかと思います。

 

この脳脊髄液というのは、脳の側脳室、第3脳室、第4脳室の脈絡叢で形成される体液で、頭蓋骨と骨盤のポンプ運動によって身体全体の神経組織に行きわたって、最終的には脳の上矢状洞の静脈に再吸収されます。

脳脊髄液には、主に以下のような機能があります。

 

・大脳と脊髄の内面と外面を潤す。

・中枢神経組織の頭蓋骨と脊柱に対するクッションの役割を果たす。

・中枢神経組織の栄養通路と神経代謝物の除去の役割を果たす。

・呼吸の調整を補助する。

・神経機能に必要な恒常性(ホメオスタシス)維持を補助する。

・身体の水和とニューロンの興奮性に影響を与えるカリウム/カルシウム比の維持管理を助ける。

・脳、脳下垂体と目標器官の間のホルモン輸送の水路としての機能を果たす。

 

簡単にいうと神経に栄養を送り代謝を促して、神経機能を高めるリンパ液のようなものです。

なので、この脳脊髄液の循環に影響が出る脳脊髄液減少症のような疾患になると、頭痛や頸部痛や目眩や倦怠感などの症状が出て、うつ病と間違えられるようなことも多くあるようです。

脳脊髄液減少症のような症状からもわかるように、脳脊髄液の循環と言うのは、人体の恒常性維持にとって非常な重要な役割を持っています。

 

この脳脊髄液は、頭蓋骨と仙骨の屈曲伸展のポンプ運動によって循環し、横隔膜呼吸が始まる前の胎児の段階から始まって身体の恒常性維持を保っているので、カロプラクティックの仙骨後頭骨テクニックやオステオパシーの頭蓋仙骨療法などでは、『第一次呼吸メカニズム』と呼ばれています。

第一次呼吸メカニズムに下して、胎内から出産によって生まれた乳幼児が始める横隔膜呼吸は『第二次呼吸メカニズム』と呼ばれます。

 

第一次呼吸メカニズムは独立した頭蓋リズム刺激ですが、脳脊髄液の循環は第二次呼吸メカニズムの横隔膜呼吸でも行われます。

 

息を吸うときは横隔膜が押し下げられて腹部の内臓を骨盤に向かって押し下げるので、それによって仙骨球(骨盤の中心の骨)が圧縮されて、脳脊髄液は強制的に脳側に向かって流れます。

 

逆に息を吐くときは、横隔膜は弛緩し内臓が元の位置に戻ることによって仙骨球の圧縮が無くなり、脳脊髄液は仙骨側に向かって流れます。

 

この横隔膜呼吸によって脳脊髄液の循環が促されているわけですが、まだ横隔膜が発達していない乳幼児の段階では、横隔膜呼吸による脳脊髄液の循環促進は非常に弱いものになってしまいます。

 

そこで乳幼児は横隔膜呼吸による脳脊髄液循環の代わりに何を行っているのか?

 

もう皆さん察しがついていると思いますが、おしゃぶりをすることによって吸気(息を吸う)効果を高めて、脳脊髄液循環を高めているんです!

 

おしゃぶりに対する賛否両論は沢山ありますが、子育て中のお母様は、是非『乳幼児の恒常性維持と免疫力UP』という視点での『おしゃぶり』を頭の片隅に入れておいてください。

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