自然治癒力の「防御力」「免疫力」「再生力」「精神力」の4つの力を高めるためには、普段の生活において食事や運動など生活習慣に気を付けることが大切です。
ここでは、自然治癒力を高めるための生活術を紹介します。
<防御力>
●唾液の量を増やす
唾液の分泌は、年齢とともに減少していきます。
唾液の分泌量の減少は、殺菌作用の低下を意味し、それに従って口の中に細菌やウイルスなどが増殖したり、むし歯の原因となるなど、さまざまな体の不調をもたらす要因になります。
唾液を増やすためには、水分を多く取ることや食べ物をよく噛むなどの工夫が大切です。
●肌を守る紫外線対策
紫外線は、肌にダメージを与える大きな原因の1つです。
紫外線は、波長の長い順にUV-A、UV-B、UV-Cと呼ばれる種類があります。
中でも、UV-AとUV-Bは2つとも肌に悪影響を与えます。
UV-Aは基底層や真皮にまで到達し、しみの原因となるメラニン色素を大量生産します。
UV-Bは表皮に影響を与える紫外線で、皮膚に炎症を引き起こします。
紫外線を防止して肌を守るためには、日焼け止めを塗ることがとても大切です。
特に4~5月にかけては紫外線量が急激に増えるため注意が必要です。
<免疫力>
●体温を上げる
体温が下がると、血管が収縮して血行が悪くなることで、体内に侵入した異物を攻撃する白血球が集まりにくくなり、細菌やウイルスなどを撃退することができずに、病気が発症しやすくなります。
免疫力が正常に保たれる体温は36.5℃程度であり、体温が1℃下がると免疫力が約30%低下し、逆に1℃上がると一時的に最大5~6倍アップするといわれています。
●腸内環境を整える
腸の中には、善玉菌と悪玉菌、日和見菌が存在し、善玉菌が多いと免疫力が高まります。
脂質の多い食事やストレス、冷えなどで腸が活性化しなくなってしまうと、悪玉菌が増えすぎて免疫力が低下します。
善玉菌を増やすには食物繊維などを積極的に取ることがおすすめです。
<再生力>
●骨の再生
骨折したときは、その部位の骨代謝が盛んに行われます。
そのときにバランスのよい食事がしっかり取れていれば、骨代謝が好循環して治癒機関を短縮することが可能です。
また、骨折しているときに食事で取りたい栄養素や成分には、骨タンパク質である1型コラーゲンの合成を助けるものと、カルシウムの吸収を助けるものがあります。
・コラーゲンの合成:コラーゲン・ビタミンC・鉄など
・カルシウム吸収:カルシウム・ビタミンD・ビタミンK・マグネシウムなど
●肝臓の再生力
肝臓の再生力を高めるためには、破壊された肝細胞の再生に重要なタンパク質や、肝臓の代謝活動を促進するビタミンB群を取るのが効果的といわれています。
傷んだ肝細胞の修復には、脂質の少ない肉や魚、卵、牛乳、乳製品、大豆製品などの良質なたんぱく質が必要とされています。
●血管の再生
血管によい食べ物とは、血液をサラサラにしてくれる野菜や海藻類、血栓を溶かす作用がある納豆やクエン酸を含む食べ物、血管を丈夫にするたんぱく質を含む食べ物など、さまざまなものがあります。
これらの血管によい食べ物をバランスよく食べることは、動脈硬化などの疾患を防ぎ、心筋梗塞や脳梗塞といった病気の予防や改善につながります。
<精神力>
笑いは、自律神経や脳内新家伝達物質に影響を与え、心を和らげることによって、免疫力を高めると考えられてます。
脳の活性化と免疫力の強化という一石二鳥の効果をもたらす笑いの大切さを、私たちは改めて認識する必要がありそうです。
以上、4つの力を意識して自然治癒力を高めて、これからの時期も風邪に負けない体をつくっていきましょう!
今回の記事は 志木クラニオ・カイロプラクティック整体院 勝畑学先生の記事を引用させて頂いてます。
貧乏ゆすりで股関節の軟骨が再生するという話を聞いたことがありませんか?
テレビの情報番組などでもかなりたくさん取り上げられましたのでご存知の方も多いと思います。
この貧乏ゆすり的な動きのことを『ジグリング』といいます。
一部の病院などでは治療の一環として用いれれているのも事実です。
ジグリングを行うと臼蓋と大腿骨の隙間が開大し、軟骨が再生されるといわれています。
股関節に疾患を抱える方の運動療法では、関節に負担をかけすぎないよう運動することが求められます。
筋トレや歩行訓練では股関節への負担が増加するため、身体をよくしていくための運動が、股関節を傷つけることになってしまいます。
つまりは折角のリハビリ運動が諸刃の刃となってしまうのです。
そんな中に考え出されたのがジグリングという訳です。
しかし、ジグリングによる股関節軟骨再生のメカニズムはまだ完全には解明された訳ではありません(マウス等を使用した動物実験において軟骨が再生されたものの、ヒトにおいてはまだ完全には証明されていません)。
股関節周囲の筋肉が柔らかくなってくると、股関節内において軟骨への圧迫が緩んできます。
その上で股関節を動かすことにより滑液による軟骨への栄養供給が増えていき、軟骨が再生するのではないか?と考えられています。
躾やマナー的には非常にまずい動きですはありますが、折を見て皆さんも貧乏ゆすり・・・
もといジグリングを生活に取り入れてはいかがでしょうか?
今回のブログは 中野カイロプラクティックオフィス 薬袋 聡先生の記事を引用しています。
頭痛でお悩みの方でこのような方がおられました。
病院へ行っても原因がわからないし、いろんな治療方法を試してみたんだけれどもどうも頭痛が残ってしまう。
いろいろとお話しを伺っているうちに、一つとても気になることがありました。
そこでその方に日々の生活を振り返ってもらうこととしました。
すると、あることを試してもらうことで頭痛が少しづつ緩和されていきました。
では、いったいどのようなことをしてもらって、”頭痛” を緩和することが出来たのでしょうか?
それはなんと、”食事を変える” といったこと。
これをしてもらうことで頭痛の緩和をすることが出来ました。
具体的に言うと、”食品添加物を減らすような自然な食材を中心とした食事” に変えてもらうことです。
今回は、食品添加物と食事の関係について書かせていただきます。
<頭痛と食品添加物>
頭痛で悩んでいる人は少なくないようです。
病院で検査をしても何の異常もなく、単なる頭痛といわれて、いろんな治療をしても良くなったり悪くなったりを繰り返している人が多いようです。
その中に、化学調味料が頭痛の元になることがあります。
頭痛で悩んでいた男性の患者さんが化学調味料を一切摂らないようにして、約1か月後に頭痛がほとんどなくなったという方もおられます。
頭痛の人は誰でも化学調味料をやめればよくなるわけではありませんが、こういう例もあるそうです。
この患者さんは化学調味料のみならず、すべての添加物を出来るだけ摂らないようにしました。
といっても、化学調味料を食事から抜くことだけでも簡単ではありませんでした。
まずは、外食が問題です。そこで昼食は外食やコンビニ弁当をやめ、奥さんの手作りの弁当にしました。
もっと問題だったのが、仕事が終わった後の付き合いです。
キャリーオーバーも含め、一切化学調味料を使っていない外食店はほんのわずかしかないでしょう。
なるべく付き合いは断って、どうしても外食する場合は、自分の病状を説明してほとんど食べなかったようです。
グルタミン酸ナトリウムは、脳神経の伝達物質に悪影響を与え、頭痛の原因になることもあります。
また、ハムやソーセージに使われている発色剤の亜硝酸ナトリウムは脳の血を拡張し、頭痛の原因となることがあります。
食べ物以外では、ホルムアルデヒドなどの新建材による空気中の化学物質や電気蚊取り器に使われているピレスロイド系殺虫剤などが頭痛の原因となることがあります。
更には、単独では頭痛の原因とならない身の回りの化学物質でも、いくつか一緒になると相乗毒性で頭痛の原因となることも考えられます。
ここまでいろいろと頭痛と食品添加物との関連について書きましたが、いずれにしても頭痛があってもなくても食品添加物などの化学物質を少しでも減らすことが大切でしょう。
これらは、近年アトピー性皮膚炎や花粉症の原因とも言われています。
出来るだけ、化学物質をまわりに置かないような生活をしていきたいものですね。