今回のブログは 整体4277 糸井康之先生の記事を引用しています。
年齢を重ねると、骨粗鬆症になっている方も多い。
カルシウムの吸収が十分でなく、骨密度が低下し骨が脆くなる。
クシャミだけで骨折する人もいるそうである。
対策にはカルシウムを沢山取ることだ。
それには牛乳はとても良い、カルシウム豊富な食品だ。
ところが、私もそうだが牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする。
牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が生まれつき欠損したり、少量しか産生されないためだ。
小腸での乳糖の分解がうまくいかず、不消化の状態で腸内に残る。
乳糖不耐症という病気だそうだ。
しばらく牛乳を飲んでいると、ゴロゴロは治まってくる。
腸内の乳酸菌が増加し、乳糖を分解するようになるからだ。
乳糖不耐症は野生の生物や多くのヒトでは当たり前のことだ。
乳の中に最初乳糖が含まれるので、赤ちゃん達には乳糖分解酵素が自然と作られている。
それにより乳糖を分解し代謝の原料として利用している。
ところが母親の母乳はいつまでも出続けるわけではない。
すると赤ちゃん達も乳以外の食事をするようになる。
その頃から乳糖分解酵素は生産されなくなり、その遺伝子は活動を停止してしまう。
そして乳を飲むとお腹がゴロゴロいうようになる。
日本人はこのタイプに当てはまる。
それに対して西洋人達放牧民達は大人になってもいつまでも乳糖分解酵素の生産が続く。
乳糖分解酵素をラクターゼというのは理科の授業で学んだとおり。
そんな西洋方牧民達はラクターゼ活性持続症という。
本来生物進化上止まるべきラクターゼの働きがずっと持続してしまう症状をいう。
遺伝子的には、ラクターゼ賛成遺伝子が変異し、ラクターゼを作り続けていると考えられている。