KI10 陰谷(いんこく)【足の少陰腎経】
部位
膝を曲げたときにできる膝窩横紋上で、半腱様筋腱の外側縁に取る。
解剖
半腱様筋(腱)半膜様筋腱、腓腹筋(内側頭)、〈筋枝〉脛骨神経、〈皮枝〉伏在神経、[血管]内側下膝動脈
臨床
生殖器系疾患(特に出血による下腹痛)、膝関節炎およびリウマチなど
KI9 築賓(ちくひん)【足の少陰腎経】
部位
太渓(腎経)と陰谷を結ぶ線上で、太渓から1/3のところで腓腹筋とヒラメ筋との間に取る。蠡溝(肝経)と同位の高さ。
解剖
ヒラメ筋、腓腹筋、アキレス腱、〈筋枝〉脛骨神経、〈皮枝〉伏在神経、[血管]後脛骨動脈
臨床
解毒、腓腹筋けいれん、脚気など
KI8 交信(こうしん)【足の少陰腎経】
部位
復溜と脛骨内縁後際の間に取る。復溜と同位の高さで、前方0.5寸。
解剖
後脛骨筋、長指屈筋、〈筋枝〉脛骨神経、〈皮枝〉脛骨神経、伏在神経、[血管]後脛骨動脈
臨床
腎虚症(特に婦人病や精力減退などの生殖器系疾患や泌尿器系疾患)、心疾患、高血圧、脳血管疾患、腰痛、脚気、耳鼻系疾患など